Archive

色を買う

 というわけで、色鉛筆と適当なゲルインクボールペンの色付きのものを幾つか買ってきた。

 油断していると、筆箱に色をつけるための筆記用具が増えつづけていくわけで、そんなに色を何に使うのか?と自分でも疑問に思うわけだけれども、一応理由はある。それは、単純に、自分が「色をつける」という作業を、カテゴリわけの整理をするためのときに使うためなんだけど。あとは適当な画面の色を塗ったりするとかそういう感じ。

 それほど細かくやっているわけではないんだけど、一枚の紙に「別のグループである」と考える情報を色でグルーピングしていると、少し色を変えたいと思うことはある。で、そういったときに別の色が使えないのが不便で仕方ないという感じ。

 それは自分が気を使いすぎなんだろうなという気がするが、『デザイニング・インターフェイス』には「前注意的変数」という話があって、要するに「見かけが似ているものは、お互いに関連しあっているに違いない」とみなされるという話なんだけど、逆に「見かけを似せようとする」のは、「それとそれが関連しているからだ」ということを自分に意識付けるためかなとは思ってる。

 単純に黒線だけで引いていくだけでもOKかもしれなくて、それはその情報がグルーピングするほどの価値があるかどうかという問題もあるんだけれども、結果として色が足りなくなって困ることが多くて、どうしたものかと考えたりするのであった。